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アメリカ時間4月22日午後1時、初めてのタモキシフェンを飲んだ。

私はあと5,6年で閉経を迎えてもおかしくない年で
ホットフラッシュはいづれ経験することなので覚悟は出来てる。

子宮がんについては確立は低いのであまり心配することはないそうだ。
www.cancer.govの調査によると、タモキシフェンを飲んでいる患者が
子宮がんになる確率は年間1000人に1人でリスクとしては少ない。

現在飲んでいる方はご存知の通りタモキシフェンは骨を強くする作用もあり、
今残っているかもしれないがん細胞の動きを止めるばかり
でなく、新しい乳がんができるのを防ぐ。

ホルモンポジティブの人だけが飲める薬なので
飲めるだけでもイェィイェィ~と喜ぶべきである。

私が心配する副作用は直接仕事に影響を与えそうな
記憶力の低下と目のかすみかな。

体重の増加とうつなどはスポーツクラブの会員になったので
そちらで吹き飛ばそうと思う。

どちらにせよ、副作用は人それぞれ違うようだから
心配するよりも毎日を楽しく過す努力をしよう。




昨日、オンコロジストのドクターRに会ってタモキシフェンを
処方してもらうのに、色々と質問をしてきた。

私のした3つの質問は
1.タモの感受性を調べるCYP(シップ)テストについて
  
  私の受けたOncotypeテストは抗がん剤をやるべきかどうか
  を調べるものなので、タモの感受性だけを調べるCYPとは別物。
  でもCYPテストをやる必要性はないと一括された。
  私が思うに、感受性が少しでもあればタモはどちらにせよ続けるべきで
  どうせタモを続けるんだったらCYPをやる意味はなく
  タモに変わる別の薬があればまた話は違うのかもしれないけど。

2.タモのほかに卵巣をブロックするLupronを勧めるかどうか。

  やりたかったらやってあげるけど、Lupronを追加した場合
  その効果は劇的といえるほどでもなく、私には必要ないと思うし
  でも、やりたかったら“やってあげる”でも副作用はタモよりあるよ。
  とのことで、結局やらないことにした。

3.タモはがん細胞を眠らせるだけで決して殺したりはしないのか?
  もし今、がん細胞が体の中にあるとしたら、それはタモを終了したとたんに 
  また動きが活発になるものなのか?

  これについてはハッキリわかってないけど、がん細胞が今あるとしても
  また必ず戻ってくるというものでもない。でも、30年経ってからもどって
  くる人もいる。ただタモは現在がんが体に残っている人の寿命を延ばす。
  もし乳がん患者が200年生きるとしたら、200年以内に必ずもどってくるかも  
  しれないけど、それまでに皆他の理由で死んでしまう。



ドクターは私の質問に非常に感動して、周囲の人に
「彼女は僕にとてもいい質問をするんだよ」と喜んでいた。

帰りにドクターに「私がタモを終わる5年後までここにいてくださいね」
って言うと、

「もちろんだよ」と嬉しそうに返事をしてくれた。
ドクターは60代に見えるけどあと10年はこの病院にいてほしい。



話は変わるけど、以前MRIをした時に
建側の胸に3つのCysts(のう胞)があるとわかった。
のう胞は誰にあっても不思議ではないけど
それでも一度乳がんを経験していると心配。

のう胞がある人が乳がんになるリスクは
のう胞がない人に比べて高いのも事実。

のう胞は決してがん細胞に変化することはない。
ただ、のう胞ができる人は乳がん細胞も出来やすいということ
は統計からわかっている。

だからのう胞自体は心配する必要はない。
でも、ここに何かあると思うだけで精神的によくない
気になっていつも触ってしまうから。

乳がんナースAに相談したところ、
心配なら切ってしまおうと言って
さっさと外科医Iの予約を来月取ってしまった。

まだ悩んでいたけどもう予約を取ったのなら
切ってしまおう…

がんを取り出すわけではないので、局所麻酔で
さっくりとその部分を取り出すだけなんだから…

なんでもない、なんでもない~
と言い聞かせながら

ちょっと怖い私 



のう胞を切ってしまおうと思わせてくれたのは
韓国人の乳がん友。

彼女はがんが2cm以上だったのでステージ2で
だから抗がん剤もやった。

でも彼女が始めてしこりに気がついたのは一年も前。
マンモをしても、エコーをしても、のう胞だったのに
結局それはがんだった。

こんな話、アメリカ、日本、両方の乳がんブログを
読んでいると山ほど出てくる。

良性が実は悪性 

必ずしもドクターが悪いわけではないと思う。
現在の検査では100%判定できないこともあるのだろう。

のう胞をきったのに、乳がんができたという話も多くある。

ある記事によるとエストロゲン過多がのう胞が出来る原因だという。
ならばエストロゲンポジティブの乳がんが出来やすくなるのもわかる。

エストロゲン過多にならないための食生活が結局は大切なのだろう。
そういえば、外科医Iが海藻類はのう胞を防ぐと言っていた。

アメリカ式の栄養過多はよくなくて日本式粗食!