2010.03.06 手術当日1
2010年1月22日の
手術当日は早朝6時半にチェックイン

最初はセンチネルリンパ節生検のための準備をする場所へ行った。
そこの控え室で看護学生二人と合流
乳がんナースAは90歳を過ぎたお父さんの具合が悪くて
急遽帰省することになり、私の手術には立ち会えなかった。

センチネルの前にやるこの準備で一番不安だったのは
乳に針を刺してラジオアイソトープを入れるところで、
人によっては痛いって聞いていたから緊張した。

大きなマシーンの上に寝かされてそこに4本の針を打つ。

1本、2本、3本、、、針が入った瞬間は痛くないけど
針から液が出た瞬間に、ビリっとした。
我慢できないほどでもない、少し顔をイーーーッ
としかめたくなる程度。

最後の1本と、思ったところ、
ドクターが「3本でいいよ」

 うれしい



針刺しの刑が終わると大きな機械の中に体が入り、
乳がんの周囲に刺した液がリンパ腺に流れ着くまでの様子が
コンピュータの画面上に映し出される。
40分ほどそのまま動かないで寝ていてくださいと言われたけど
30分ほどで液が流れ着いて終わりになった。

体に入れる液は病院によってはアイソトープじゃなくて
色素を使うところもあって、これだと尿に色がつくらしいけど
アイソトープの場合は色はついていなかった。

リンパ腺の写った白黒の画像コピーを持たされて
また手術のチェックイン・カウンターに戻り、手術待ち。




30分くらい待っただろうか
あっと言う間に自分の手術の番がやってきた。

白髪の混じった髭がもしゃもしゃ生えてて、ちょっと小さいオジサンが
私たちを呼びに来て、その人の後ろを旦那と私だけがついていく。

病院の廊下を早足で私たちの前を歩いていくそのオジサンの白い手術着が
鳥の羽みたいにヒラヒラとゆれていて、旦那に

「ねぇ、私なんか天国からの使者の後をついていくような気分がする」

そしたら、旦那が真っ赤な顔になって、必死に笑いをこらえたから
私も急におかしくなって、廊下を歩きながら噴出さないように
必死にこらえた。

その小さいオジサンに案内された部屋は手術室じゃなくて
なんだか賑やかな部屋。

10人くらい患者が寝台に乗せられて
管につながれて、コンピュータでモニターされていて
スクラブを着た医療スタッフが忙しそうに働いていた。

ガラガラと音を立てて患者が乗った寝台がナース達に
押されて部屋から出たり入ったりしていて
私はその部屋の一番奥の端に案内された。

そう、私はここで麻酔をかけられて手術室まで
連れて行かれるというわけだ。
手術室を見たらきっと緊張感が高まったと思うから
術前に見なくてよかった。

旦那が横に座ってて、私は寝台に横になる。
腕には麻酔や点滴を入れるチューブが差し込まれて
足にはプ~ッと空気で膨らんで足を圧迫して浮腫みを防止する
パッドがはめられた。

日本語の単語をちょっと言える麻酔医が「こんにちは」
ってやってきて、麻酔についての説明とペーパーワーク。

手術服を着た外科医Iが私達の前にやってきて、朝撮った
リンパの画像を手にして「うん、いいな」といった。

私も写真を見てみるとアイソトープ液が到達したリンパは
たった1つしかなかった。
ということは術中に1つとって調べるだけ。

“1つ”ってのがちょっと不安だった。
もしかして私は3本しか針を打たなかったから1つなんじゃないの?
だって、1つしか取らないって聞いたことないし…

もっとあるんじゃないの??

でも、術後に聞いてみると1つから3つくらいは普通なのだそうだ。



麻酔医が戻ってきて、「体を楽にするからね」と言いながら
大きな注射針を取り出し、私の点滴口に突き刺す。

「これって、麻酔なの?」って聞こうと思いながら

薄茶色の液が入っていくな~と見ていたら
たぶん、1分もしない内に意識を失ったようで
薬が全部入るまで見た記憶はない。
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