2010.03.15 最終病理結果
2010年2月1日は術後初めて病院へ行った日で
腫瘍外科医Iから病理結果を教えてもらう日でもあった。

前夜は良く眠れなかった。
断面陽性で再手術だったらどうしようとか
リンパからがん細胞が見つかっていたらとか
考えると怖くて不安で仕方なかったから。




旦那と病院へ向かう途中、私の携帯に乳がんナースAから
連絡があった。

「今日は他の患者さんが来るから付き添うことが出来ないの
でも大丈夫よ、今日のあなたに私は必要ないと思うから」

乳がんナースの大きな笑顔が電話の向こうから感じられた
もし私が悪いニュースを聞くことになるなら、彼女は
絶対に私に付き添うと思うから。

「ドクターIからいい結果を聞くわよ」

ナースAがそう言って電話を切ったとき
涙がわ~っとあふれてきて旦那に

「乳がんナースは私の結果をもう知ってるの。
断面もリンパもクリアだと思う!」




病院の待合室で待っていて私の名前が呼ばれた時
振り向くと待合室から診察室へ入るドアのところに
外科医Iがナースと一緒に立っていた。

ドクターは通常、診察室に入ってくるもので
待合室の入り口で患者を待ってることってないのに。

「ドクターどうしてここにいるの?
私にきっと早く伝えたいことがあるんでしょう?
いいニュースがあるんでしょう?」

私に告知した時と同一人物とは思えないくらいの
笑顔でドクターIは大きくうなずいた。

「ありがとう!あなたを信じていたわよ」

と言いながらドクターにハグをした。
身長が同じ高さだったから抱きつきやすかった 


ドクターIから聞いた私の最終病理結果
IDC(浸潤性乳管癌),
Size:1cm,
Stage: I,
Grade 2,
0/1 nodes(陰性/リンパ節1つ切除),
ER+/PR+, HER2-


ドクターIの説明によると腫瘍が筋肉のすぐ近くまで
きていたので判断で筋肉を少し切り取って
表面の皮膚にも近かったので皮膚も切りとっておいた、
だった。

ドクターはもしかして私よりも嬉しいんじゃないかと思うほど
終始笑顔で、そのうち自分の息子の話や自分の趣味の
話までして30分くらい診察室で呼び鈴が2回鳴るまで話を続けた。

ドクターはこんな話もしてくれた。

以前の病院では生存率の低い難しい腫瘍を担当していて
5時間かけて手術しても患者さんの症状は悪くなる一方で辛かった。
でも、乳がんの手術をするようになってからは
患者さんが元気になっていくのを見て嬉しい、いい関係を築けて嬉しい!


この人って、本当にいい人なんだ… 


そりゃそうだよね。
長時間懸命に腫瘍を取り除いたのにも関わらず回復しなかったら
患者さんだけではなく、医者だって辛い。

「僕は親に洗脳されて医者になったから自分の息子には
医者になるのは薦めないと思う」

「息子さんはおいくつ?何になりたいの?」

「息子は20歳、将来は“父親”になりたいんだって」

「きっと、息子さんはお父さんをとても尊敬してるからね」

そんな話をしてドクターIをギュ~~っと抱きしめて病院を後にした。




その日は普段買わない高価食材を400ドル分買い込んでお祝いをした。


次のアポは2月4日
Medical Oncologist(腫瘍内科医)Eと
会ってこれからの治療法を決める日。
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