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2010年2月18日、OncotypeDXテスト結果を聞くために
腫瘍内科医Rに会いに行った。

抗がん剤をやるかやらないかが決まる日
この日も緊張したけど病理結果を聞くときほどではなかった。

テスト結果は「22」だった。
再発スコアガイドの19から30で中間リスク…

びみょ~

「22」の隣には棒グラフがあって私の乳がんが10年以内に遠隔転移
をするパーセンテージが記してあった。

ここに書いてもいいけど「再発率」とか「生存率」いうのは見たくも聞きたくもない人も
いると思うから、ここには書かないけど
興味のある方は下記のウェブサイトに下の方に載っているグラフの
Scoreの数字22を見るとパーセンテージがわかります。
http://www.oncotypedx.com/BREAST/HealthcareProfessional/Overview.aspx

この再発率は「タモキシフェンのみを投薬した場合」の数字だから
数字が高いほどタモの効果が薄いタイプだから抗がん剤を足したほうがいい
いうことになる。




旦那、私、乳がんナースA…
しばらく固まっていると

1.5メートル先くらいに座っていたドクターRが
カタカタと音を立てて椅子に座ったまま私の直ぐ隣に移動してきて
私の顔を一瞬見つめ

「僕が君に薦める治療はね…」

にやっと笑いながら

「抗がん剤はなしでホルモン治療」



すぐに笑えなかった。
「中間リスク」のショックからまだ立ち直れてなくて。

それから気をとりなおしてホルモン治療の説明を聞いて
さぁ、帰ろうと椅子から立ち上がったところで

聞いてみた。

「ドクター、もし私があなたの娘だったら
それでも“抗がん剤はなしでいいよ”って言いますか?」

「そうだな、君が僕の娘だったら
今から寿司でも食いに行って元気を出せって言うよ」


そう言って、病院の近くにあるお勧めのおすし屋さんの
場所を私と旦那に教えてくれた 


ありがとセンセ 




“抗がん剤をやらなくてホントーによかったのかな”

ちょっと不安は残ったものの、
乳がんナースは放射線専門ドクターとのアポを取った。

そして2010年2月25日、
私は初の放射線を受けることになった。

そして今日、3月20日は放射線17回目を終えた日で
放射線は合計33回もある。

日本のブログでは25回と読んでいたのに…

17回ですでにチクチクなのに…

33回も…

耐えられるのかな…
前回記事の続きです。

2010年2月4日
その他の腫瘍内科医Rからの話しは

1.放射線治療はテストの結果がでてからになる
  理由は化学療法をすることになったら放射線はその次になるから。
  
2.放射線とホルモン治療は同時に行わない理由は
  ホルモン治療はがん細胞の動きを止めてしまうから
  放射線への反応がにぶくなる、よってホルモン投薬は放射線後になる。
  (放射線は早く分裂する細胞を殺すから動きを止めないほうがいい)

3.ホルモン治療に使うタモキシフェンの他に、
  卵巣からホルモンを直接止めてしまう薬(Zoladex)もあるが、
  タモの方が骨を強くする働きがあるので、そちらを使う。
  
  両方同時に使うことがいいのかどうかは現在のところ
  結果がまだ出ていないため見合わせる。


タモキシフェンとゾラデックスを同時に投薬するかどうかに語られた
この3番については自分でも調べてみた。

薬の違いについては
タモキシフェンはホルモンレセプターをブロックしてしまう薬で
ゾラデックスは卵巣からホルモンがでないようにする薬


クリニカルトライアルについて書かれているものをいくつをネットで
読んでみて一番わかりやすく書いてあった記事から抜粋してみた。

2710人の対象患者を August 27, 1987 から March 22, 1999までの
追跡したZIPP (Zoladex In Pre-menopausal Patients) トライアルの結果を
まとめたものをbreastcancer.orgで読んでみて大切な部分だけ下記に簡単な日本語説明と共にコピーしてみた。

タモキシフェンとゾラデックスの効果はどちらも同じ
Tamoxifen and Zoladex worked about the same to lower the risk of breast cancer coming and improve survival.  


タモキシフェン(タモ)かゾラデックス(ゾラ)かのどちらか一つを投薬した場合の
再発リスクは何の投薬も受けていない患者と比べるとゾラが33%低く、タモは29%低い
この数字の差はチャンスで起こる程度だからゾラとタモは同じ効果だということになる。


Compared to women who didn't get either medicine, the risk of breast cancer coming back was 33% lower for women who got 2 years of Zoladex and 29% lower for women who got 2 years of tamoxifen. The difference in recurrence risk reduction between the two medicines wasn't significant, which means it could have been due to chance.


そして、ここからが一番大事なところ。

タモキシフェンとゾラデックスを両方同時に投薬した患者とタモかゾラのどちらか一つだけを投薬した患者の再発率を比べてみると同じであった

There was no difference in the risk of breast cancer coming back between women who got BOTH tamoxifen and Zoladex and women who got ONLY tamoxifen or ONLY Zoladex.


この発見は非常に重要、なんでかっていうとドクターは再発リスクを下げるためにタモとゾラを両方患者にすすめることがあるから。

This finding is important because doctors often recommend the medicines be used together to reduce the risk of recurrence.


ゾラデックス投薬は骨を弱くするだろう
Zoladex may cause bones to weaken. In this study,




それから国で行われているゾラデックスについての
クリニカル・スタディをネットで検索してみたらいくつか読めて
2010年6月までゾラ+タモ、またはタモのみ投薬についての起こる症状
について調べているものがあり、

もう一つはゾラデックスのみのクリニカルトライアルが日本人のみ対象に
2006年から2009年までされていたものもあった。
http://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00303524
↑これ



そこでちょっと思ったのが
薬の効果を調べるには多くの患者に投薬してみて結果を
みないといけないわけだけど、

効果がまだわからないのに“効くから”と投薬されてされて
知らない間に自分が研究対象にされていることってないのだろうか?

研究の途中だと言われたら特に保守的な日本人だとやりたがらない
かもしれないし、すると必要な患者が集まらない。




もしもゾラデックスの投薬をしていてこの記事を読んで
不安になった人がいたとしたら、上記のウェブサイトをコピーして
ドクターに見せて質問をしてみるといいかもしれない。

患者側はもっと医者に質問をしてなぜこの薬が必要なのか、
効果については過去どんな研究が行われていて研究結果はどうだったのか
知らされるべきだと思います。

もしそれに答えることが出来ない程度の医者なのならば
セカンド・オピニオンが必要なのかもしれない。

乳がんは10人10色で使ったほうがいい人もいる
と思うけど患者側はなぜその薬を使うのか、または
なぜ使わないのかの研究結果に基づいた説明が患者側には必要だと思う

今やインターネットがあるから過去に行われた世界中の乳がん研究は
患者側にも読めてしまうけど、医療系ジャーナルは素人が読むには
難しいものもある。




またあらためて詳しく書こうと思っていたけど
最近のスタディでは骨移転に使われている骨補強のゾメタという薬を
乳がん初期がん患者に投薬すると骨移転ばかりか、全体的な再発リスクが
30%も低くなるというニュースも注目されていて

現に私の知り合いの乳がん患者も移転予防にゾメタの投薬をしていて
私も考え中。

ゾメタは顎や歯に影響がでるから歯の弱い私としては
飛びつくように投薬をしたいという気持ちにはなれないけど
30%も再発リスクが低くなるならと思う。
ただ、骨移転前の乳がん患者へのゾメタ投薬は
“スタンダード”治療としては扱われていないから
患者が希望したのみに医者は処方する形になるんだと思う。





この日にドクターRとの間で決まったことは
10日後、テストの結果によって抗がん剤投薬の有無を決定。

抗がん剤をしなくていい場合は、
1.放射線治療
2.タモキシフェン5年
3.途中で閉経した場合は薬を変える

の順番で進めていくということだった。

検査結果がわかる10日後まではのんびりすることにしたけど
相変わらずネットで乳がんについて調べたり
必要になるかもしれないズラを探したりと忙しかった。
2010.03.15 OncotypeDXテスト
2010年2月4日、ちょうど告知されてから一ヶ月目は
腫瘍内科医Rに会う日。

今日は乳がんナースAと旦那が付き添いで
ナースAは大切はアポは絶対に一緒に来て
私のためにドクターの話をメモしてくれる。

チーム医療の欠点は、あまりに多くのドクターが関わってくるから
どのドクターにどの話をされたのか、誰にアポを取っていいのか
わからなくなること、特にパニックになっている時は。

彼女はその欠点をすべて補ってくれる役目をしていた。

その欠点さえ補われたら“チーム医療”はいいと思う。
その分野だけを勉強している専門医だからこそ
特定の分野についての知識は奥深く、経験も豊富だから
患者側も安心できる。



ドクターRのこの日の話はまず、

腫瘍組織中の遺伝子発現を解析することによって
エストロゲン受容体陽性の乳がん患者がタモキシフェン投与を受けた場合の
10年以内の遠隔再発リスクを調べるという
Oncotype DXテストについての説明。

再発スコアガイドというものがあり、
スコアが18以下だと低リスクでタモキシフェンのみにより治療
スコアが19から30で中間リスク
スコアが31以上だと高リスクでタモキシフェンと化学療法による治療

この中間リスクというのが曲者でこれは医師と相談して治療法を
決めるんだけど、現在リサーチが行われていてこの「中間リスク」に
属した人はコンピュータによって科学療法をやるかどうかの結果を決めると
いうもの。

このリサーチに参加すると日本円で約30万円以上するテストを
無料でうけることができる。

「リサーチに参加しますか?」と聞かれたけど私の答えは“NO”

リサーチに参加しなくても保険からテスト代金が出るのと
コンピューターに決められるのは自分に選択権がなくて嫌だったから。



初期がんが100%完治するという保障はどこにもなく
といって抗がん剤を初期がんに対して使うことが果たしていいのかどうなのか
私にもわからないけどドクターにもわからない。

このテストを受けることにして良かったと思う。
この結果がもし「高リスク」なら私も気持ちよく化学療法に挑める。

10年以内に遠隔移転をする確立を数字で知ること
ちょっと怖いけど、やっぱり知りたいし…

オンコタイプDXテストは日本からでも取り出した細胞を
アメリカまで郵送して調べてもらえる。
30万は高額だ。

でも、お金はまた働けば稼げるし
やってみる価値はあると思う。

そしてドクターRの話は続く…
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